ドロのココロだ

空間デザイナーの書くミステリー小説「ノブ&ユウシリーズ」更新記録と日々のつぶやき。

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京都迎賓館

京都迎賓館

京都迎賓館を視察してきた。
施設全体として、国賓を迎えるゲストハウスだけあって、
とてもスマートにできているという印象。
スマートというのは、「日本らしさ」のデザインが、
細部にわたって全体を覆っているのだが、
それがコッテリ和風ではないということ。

加えて、さまざまな工芸技法が一流で、
贅沢なほど規模が大きい。

京都迎賓館

この和室の机は漆塗りで12m。
いいかどうか別にして(模様替えできないやん)
迫力満点。

ここを除き、茶室も含めて靴履きのまま。
この点はどうだろう。
さまざまな議論がなされた上であろうから、
私がここで異論を挟むつもりはないのだが、
もっと畳の部屋あってもよかったのではないか。
(私が見せていただいていないだけかもしれない)
「ここは日本」を体感してもらうために。


京都迎賓館

庭も和風庭園。
ただし、これも現代的。
明るく、のびやか。モダンな要素も取り入れて。
和の要素が強調されているが、厭味がない。

もう一度、冒頭の写真を見て欲しい。
これは施設一番の広間(レセプションルーム)から見た庭の景だが、渡り廊下が視界にほぼ平行に走っている。
少し左奥に傾いているのだが、
これはもう少し強調されていてもよかったのではないか。
あるいは雁行させるとか。
空間の奥行き感をより意識させるために。
少し微妙過ぎるかな。
(こんなこというと、これくらいのさりげなさが日本的でいい、とお叱りを受けそうだが)

それにしても、庭の「宇宙」とは不思議なものだ。
この迎賓館にしても、南側の仙洞御所にしても、周りを歩くとそれなりに広いが、かといって広大というわけでもない。
しかし、中に入って庭を眺めると、それはそれは広いこと。
(迎賓館の場合は池の対岸にある施設が大きすぎるが)
いずこの名園といわれるところはどこもそうだが、広大な山野に穿たれた小さな池、山野をさまよった挙句にようやくたどり着いた桃源郷、という印象だ。
実際は限られた敷地に作られた回遊式庭園なのに。

ただ、裏方も見せて欲しかったなあ。
セキュリティ上の問題があろうから仕方ないけど。
(写真撮影する場所も制限されました)

ところで、白状すると、この施設をだれが設計したか、
私は知らない。
知らなくていいのだ。
知ってしまうと、先入観を持たずに自由な気持で見て回れないから。
原広司さんや安藤忠雄さんのように親しくしていただいている建築家の作品であれば、なかなか心を真っ白にして見ることはできない。
単に、私のものを見る目が鍛えられていないから、ということである。




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