実は、庭の木に対する思い…2008-12-14 Sun 12:27 ![]() 庭のメイン樹、我家のリビングの前の景観の軸となっている木だ。 植えて11年目にしてようやくハナミズキの幹らしい模様になってきた。 幹模様はハナミズキはハナミズキらしく、桜は桜らしく、モミジはモミジらしく… でも、なぜ違うんだろう。 生物の形状に、環境適合にとって都合のいいなんらかの意味があるとしたら、 木の幹模様というのはどういう意味があるのだろう。 奇才ウォレスが「進化」や「自然選択」についての考察を述べ、 慌てたダーウィンが「進化論」を発表してからまだ150年。 生物や自然といったことについて、まだ人間はなにもわかっていないのと同じ状態ですね。 分かったことといえば、「自分達はなにも知らない」ということばかり。 (木の幹見て、そんなたいそうなことを思うなよ~) ======================================= が、そんなことより、この木を見て思うことは別にもあります。 こんな木は切り倒してしまいたい。 木に罪はないし、僕は自然をいつくしむ心を人並みに持ち合わせているので、 そんなことはしませんが、 この木を植えた人物を心底憎んでいるのです。 千里で造園業をやっている男です。 この木を見るたびにそいつのことが脳裏をよぎったりします。 実は、このブログにもよく登場する庭の木はすべてそうです。 コナラ、モミジ、ナツツバキ、ヤマボウシ。 そして、例の鯉の池もそうだったのです。 (ようやく壊して埋めた!!!) 我家が、荒海に今にも落ちそうになっている力尽きた蝶のような状態だったとき、 あの男から受けた仕打ちに我家は苦しみました。 私は騙されたのです。 2年以上にわたって浪費した時間と、失った金銭的利益は、今から思えばとても大きなものでした。 幸いなことに私の周りには、落ちかけた蝶を舞い上がらせてくれる人もいてくれて、 今期でそれらは会社の収支という意味では「損として確定する」ことになったのですが、 妻が痛めた腕や、私が壊した体調は徐々に直していかねばしかたありません。 私はあの屈辱と、妻や娘に申し訳なかった思いを忘れることはありません。 そして憎しみの感情が消えることもありません。 そんな思いもある庭の木です。 |
ノボタンとイソギク2008-11-22 Sat 14:30 ![]() 秋に咲く華やか系の花として「ノボタン」を購入しました。 全身ピンク系の花を買ったつもりが、縁取りピンクの花と混じって咲いています。 一本の木で咲き分け。 こういうものなのですかね。寡聞にして知りません。 パッと見は、可愛い感じの花ですが、めしべおしべがよろっとしてて、 今風の「プチ可愛い」系じゃありません。 でも、ノボタン。 庭木としてもっと使われてもいいのかもしれませんね。 咲き終われば、玄関先に植え込むつもりでいます。 ![]() さて、これからの季節は庭に出れば、いつもこのシーンに出会えます。 イソギクの花にハチやアブなどが群がっています。 無心に蜜を吸っています。 それがどうしたって? いいと思いませんか。 庭が庭として、「機能」しているようで。 花はいいけど、虫は嫌いだ!とばかりに、虫とみればあらゆる虫を駆除するというスタイルではなく。 僕は、 庭のイソギクの群落(というほど大げさなものじゃないけど)の横を通るときに、 虫がワーーーッと飛び立ったかと思うとすぐに「メシ、メシ!」と花にまたとまりなおすのを、 ほほえましく見ています。 今日、庭でカマキリを見ました。 もうすぐ体温が下がって死ぬのでしょう。 なにもしてやれないのが、ちょっと切ないですね。 (↓後日、加筆) ノボタンのこの品種は、咲き分けではなく、花色が変化するそうな。 素芯→全体紫に。 購入した苗の説明カードに書いてありました。 ハズカシ… (私に庭のデザインを依頼すると、こういうポカもあるかもしれないですよ^^) |
ブーゲンビレア2008-10-26 Sun 19:56 魔法使いハウルのように疲れ果てて、スライムのようなどろどろの体になって、黒い羽根を落としながら朦朧とした意識でなんとか体を家まで運び、玄関のドアをあける。 そんな夜でも、終電で勤めから帰ってくる家族を穏やかな笑顔で出迎え、愚痴も聞き、気の利いたことのひとつでも言おうとする。 そして次に日はまた、打ち合わせでも、友と飲むに行く約束でも、最大限の元気を振りまく。 で、夜にはまた魔法使いハウルのようになって…。 それにしても、今年の夏の体調の悪さは尋常ではなかったなあ。 ようやく戻りつつありますが…。 僕は、周りの人に、元気と夢と、ちょっとした心の安らぎをもらってもらえるような人でありたい。 自分は疲れている、体のここが悪いあそこが悪いとばかり、同情をかおうとする、つまりは常に回りの元気を吸い取ろうとしている人にはなりたくないですね。 庭の鉢植えのブーゲンビレアが、雨に濡れながら咲いています。 ![]() この色のなんときれいなことか。 昔、家族で始めての海外旅行がハワイでした。 そこで見たブーゲンビレアのなんと美しかったことか。 目に焼きついた光景があります。 ブーゲンビレアのピンク色で埋め尽くされたパーゴラ。 あれから、ささやかな夢だった「ブーゲンビレアの鉢植えが欲しい」 今年の夏、ついに購入しました。780円位だったかな。 もう10月も末になろうかというのに、今も花を咲かせ、僕の心を元気にさせてくれています。 |
池のスイレン2008-07-26 Sat 10:45 ![]() 池のスイレンと金魚 このところ、暑苦しくてウェットな話題が多いね。 今日もまた、水の絡んだ話。 池のスイレンは、ちょうど僕のデスクの正面にあるので、咲くとわかるが、家族も来客も気がつかないことが多い。 ということで、(というより、池を埋めてしまう予定なので)睡蓮鉢が欲しいと思っている。 現在、睡蓮鉢は池に沈めているものも含めて、なんと、4個も持っているのだが、この大きくなった株を入れるには小さすぎる。 巨大で、背の高いものが欲しい。 で、山科の清水焼団地の陶器市に行ってきた。 失敗。 やっぱり清水焼。 食器ばかりで、睡蓮鉢などはない。 信楽に買いに行くしかないようだ。 予算はなんとか1万円を切りたい。 B級品でいいので、ないかなあ。 先日から、デカイ水槽2個と、贅沢にも特注の水槽台とを買っているので、いい加減にしろ、と妻に怒られます。 |
ブドウの花2008-05-31 Sat 10:49 ![]() なんてことはないフォトだが、ご存知、ブドウの花です。 数年前のあるマンションプロジェクトで、専用庭の目隠しにフェンスを立て、ブドウを盛大に這わせました。 後日談として、あのブドウは美味しいとか、まずいとか、茂りすぎるとか、いろいろな話を聞いたものです。 で、この木。 その時の苗です。余ったものをあるメンバーが取り置いてくれて、私にくれました。 (あまり美味しくない。日当たりや土にもよるでしょうから、そのマンションのブドウが上手いかまずいかは知りません。元の苗は美味しいブドウのはずですから) 花房が、りりしく天を向いています。 ブドウの実のイメージは垂れ下がっているものですが、花房は大多数の花と同じように上を向いているのです。 こんな小さな小さな発見に喜ぶ私はもしかして小さい人間かも。 が、 ![]() この花のように、力なく下がっているものもいます。 なんだか、情けない姿。 だらりと垂れ下がっているより、やはり、雄雄しく天をつく姿の方が、いいですね。 どうでもいいか… |