酷暑と庭のダメージ2007-08-18 Sat 11:08 ![]() パーゴラを這うでんでんむし。 連日の酷暑である。 連日の株価下落である。 甲子園では連日の熱戦である。 やたらとセミが鳴いている。 そんな話題にももう飽きた。 庭では スイレンが咲いている。 ムクゲが咲いている。 ヂュランタタカラヅカが咲いている。 タマスダレが咲き始めた。 どういうわけか、池の水が澄んでいる。 ああ、そんなこともどうでもいいくらいに暑い。 まるで深まる秋のように、落葉が道路をカサカサと音をたてて滑っていく。 公園のコブシやモクレンの木、街路樹のハナミズキが息絶え絶えになっている。水切れでたくさんの木々が枯れてしまうだろう。 木が葉を落として身を守るという程度で済めばいいが、もう限界を超えているだろう。 我家でも玄関のヤマボウシの葉先から枯れてきた。 盆栽もちょっとの油断で、4鉢ほど瀕死状態。 暑いのはいいのだが、少しくらい雨が降ってくれないものか。 今日こそどさっと夕立が降ってくれないものか。 でないと、庭のでんでんむしも干からびてしまうじゃないか。 スポンサーサイト
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朝の庭の匂いは2007-07-12 Thu 05:04 雨上がりの朝4時半。 庭に出てみた。 あ、小学生の頃に行った林間学校の朝の匂い。 空が急速に白み始めている。 ホトトギス、カラス、ウグイス、スズメなどの声が こだましている。 どういうわけか、アリの大群が行動を開始している。 夜にはじっとして動かないカエルが、僕の足音に驚いて 池に飛び込んだ。 コナラの梢がかすかに風に揺れている。 クチナシの花が匂った。 ふう。しばし、寝るか。 |
モモやブドウの出来2007-06-28 Thu 11:33 ![]() ピンポーンとインタホンから桃が出来たんですけど~ 近所の農家のおばあさんの声。 京田辺の大住の桃の季節がやってきた。 大住にそのものずばり桃園(とうえん)という地域がある。 春には電車の車窓からも桃畑の鮮やかなピンク色が見える。 あそこの桃を一度は食べてみたいと、近所の人に紹介してもらったのがきっかけで、例年この季節になると売りに来てくれる。 で、おばあさんの話。 今年はびっくりするくらいの不作だという。袋をはずすと、真っ黒にしなびた桃が多いという。 そういえば、我家の家庭果樹園のブドウも全くの不作だ。 いつもはたわわに実るブドウが、1本は全く実をつけていない。 もう1本も4房ほど。しかもまともなのは1房だけ。 昨年たくさん収穫しすぎたからかもと思っていたが、そうではないらしい。 近所の友人が、うちのもそうだといっていた。 気温の関係? 大住の桃。 我家は基本的に食べるものに贅沢しないほうだが、これだけは唯一の贅沢。 あっという間に食べてしまうのだが、食べるときは「あのお婆さんの桃 だと味わっていただきます。 ん、そういや過日、仕事先から 「休日に急に呼び出してごめんね」と、お土産をいただいた。 これだ。 ![]() 全身真っ赤な完熟イチゴ。 よく日に当てるようにぶら下げて栽培しているそうな。 (そういうのを石垣イチゴというのかいな) これもおいしかったなあ。 |
クチナシの匂い2007-06-18 Mon 13:01 |
ガーデニング?2006-11-22 Wed 10:13 庭の紅葉が日々移ろっていく。 我が家の庭の紅葉する木はナツツバキ、ヤマボウシ、ハナミズキ、ヤマモミジ、コナラ、アジサイ。 盆栽では、ケヤキ、イチョウ、ハゼ、プラタナス、サクラ類、ツタ、アキニレなどなど。 樹種によって、また木一本づつ紅葉のタイミングは違う。 もちろん陽の当たり具合などでも変るが、やはり樹種固有の違いの方が大きいように思う。 今、私の仕事場の目の前のナツツバキの紅葉は盛りが少し過ぎた。ヤマモミジはまだ始まってさえいない。コナラは緑の葉が薄くなり、黄色と茶色が混じり始めたというところ。 新緑に続いて楽しい季節だ。 ところで、 先日お会いした人から、仕事のことを聞かれ、 インテリアや庭のデザインですと応えたところ、 ガーデニングですか、と返された。 いえ、ガーデニングではなく庭のデザインです。 ガーデンデザインでもありません、と訂正させてもらった。 以前から私が言い続けているのは、緑化ではなく庭づくりをしましょうということ。 決してガーデニングをしましょうということではない。 そしてもう一点は、所有している人自身が楽しむためのスペースであるということ。つまり、基本は楽しむための緑の空間であるということ。 庭のデザインのスタイルにはいろいろな種類があると思う。また、楽しみ方にもいろいろあっていいと思うし、流行として移り変わってもいいと思う。 庭ブームに火をつけたイングリッシュガーデンでさえ、私はいいと思うし、和の空間もようやく再認識されてきた感があり喜んでもいる。 私がデザインしているのは楽しむための庭の形であって、「ガーデニング」の花のチョイスやレイアウトだけではない。クライアントの庭づくりの楽しみそのものを、「形にするとしたらこうじゃないですか」ということなのだと思う。 |