空間デザイナー ドロのココロだ/清水光次

穏やかに暮らしたいがそうもいかない。せめて「庭」や「空間デザイン」の話を…ミニ盆栽、街並みの話も。専門的な話ではなく、愚痴も混じるし、呟きも混じります。気にいったもの、気に入らないものをずばりと。

嵯峨狂言と壬生狂言

昨年の千本閻魔堂大念仏狂言に引き続き、今年は嵯峨大念仏狂言と壬生狂言に行ってきました。

嵯峨大念仏狂言は、清涼寺境内の狂言堂でおこなわれます。
なんともいえない、のんびりとした雰囲気。

緑に包まれてすがすがしい。
残念なことは、トイレがすぐ横にあるので、向かって左側に陣取ることが肝要です。
右側だと、演目の最中にトイレの各種の音が聞こえてきて、興ざめです。

もうひとつ。
演目と演目の間の時間が長く、退屈します。
保存会の方の着替えの時間なのでしょう。
その間に、保存会の方が説明をしてくださって分かりやすいのですが、時間パーキングの料金が気になってしまいます。


もうひとつ。
舞台のかぶり付きの位置に座ると、残念な結果に。
舞台が高く、見上げる格好になり、演者の足元が見えないため、動きの全貌が分かりません。

でも、5月新緑が溢れる中での狂言は、とても気持ちがいいものです。
嵯峨野にあるため、観光客も多く、立ち止まって見ているひとなどもいて、和気藹々ムード。
無料で出入り自由。
ただで、こんないいものを見ることができるのは、京都の人は幸せですね。


嵯峨野清涼寺大念仏狂言

嵯峨野清涼寺大念仏狂言

嵯峨野清涼寺大念仏狂言

嵯峨野清涼寺大念仏狂言

嵯峨野清涼寺大念仏狂言

嵯峨野清涼寺大念仏狂言の公式サイトはコチラ


さて、次は壬生狂言
壬生寺で演じられます。
有名な炮烙割りは風物詩ですね。
最終日の夜の部に行きました。

壬生狂言は千本閻魔堂の大念仏狂言や嵯峨清涼寺の大念仏狂言と違って、有料です。
長い間待って、やっと会場に入りました。
そこでまずびっくり。
狂言堂の真正面に客席がありますが、それがまるで劇場のようにひな壇上になっています。
そして舞台の床の高さと合わせてあるのです。

最初の演目「羅生門」
源頼光が登場。
そこで、また驚きました。
舞台の真正面、客席中央に座りましたが、まったく源頼光の目線の真正面から見つめられているような気持ちに。
しびれました。
(ベストポジションで観賞するには、早目に行って並んでください)

演者はもちろん面をつけています。
その面に射すくめらてしまいました。

次の演目は「桶とり」
白拍子の足取りがなんとも美しい。
いや、美しいというより、なまめかしい。
いや、不適切な言い方かもしれないが、たのしい、おもしろい。

演者の足取りがきちんと見えるのは、壬生狂言のみ。
千本閻魔堂狂言や嵯峨狂言では見えない。

「桶取り」は、壬生狂言の中でももっとも重要な演目のひとつといわれていますが、そのストーリーの内容は、悲しい。
ぜひ、ネットで検索して調べて欲しい。




ところで、最後の演目「棒振り」
斑の棒を振り回す曲芸のような演目ですが、これによって厄が払われるといわれています。
となれば、この棒振りの中で大技が決まったときに、観客はどうすればよいのでしょう。
厄を祓っていただいたのですから、手を合わせ頭を垂れるのが正しいのか、あるいは、拍手喝采するべきなのか。

神社で「法力」をもって、厄を祓われたり、病気治癒祈願をしたりするときには頭を垂れます。
神社で、お祓いを受けたときにも頭を垂れます。
拍手喝采はしない。
さて、どうなのでしょう。
いえいえ、どうでもいいことなのでしょう。
別に宗教行事として見に行っているわけではないので。




ちなみに、壬生狂言は写真撮影は禁止です。
あの雰囲気で、写真撮影は不謹慎だと思いますので、当然の処置だと思います。
しかし、カシャカシャという音が。
さすがにフラッシュをたく輩はいませんでしたが。
ネット上には、個人が撮影したと思われる画像が。
そこまでして自分のブログやホームページを飾りたいのでしょうか。





さて、これで、2年かけて千本えんま堂大念仏狂言、嵯峨野の清涼時大念仏狂言、壬生狂言を一通り見ることができました。
いずれも雰囲気や趣が違い、とてもすばらしい体験です。
千本えんま堂大念仏狂言は、ゆっくりのんびり、お弁当を食べお酒を飲みながら、お昼ごろから夜までそれこそ丸一日かけて楽しむのがお勧めです。
嵯峨野の清涼時大念仏狂言は新緑に包まれて、境内をうろうろしながら軽く楽しむのにうってつけです。
壬生狂言は、まるで能を楽しむときのように、ピリリリッとした空気感を味わいながらベストな位置で楽しみましょう。

来年春は二条城で開催される神泉苑大念仏狂言に行く予定です。
そして次の目標は、全演目を見ることに。
何年かかるか分かりませんが、それは関西に住むものの特権。

楽しみがひとつ増えました。

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マムシとおたまじゃくしと第二名神高速道路

先日のことです。
いい季節なので、近所を散策。
プラプラ歩いて一周1時間のお決まりコース。

いい陽気だなっと。
と、前方からただならぬ妖気が。

むっ、おぬし、マムシ。

道端のマムシ後姿

道端のマムシ前から

面構えもよろしい。

マムシの面構え

しかし、なんといっても、この背や腹の模様が、芸術的。
(いや、芸術的とはおかしいな。元はといえば自然を模倣するところから芸術は始まったんだろうから)
神秘的とでも言おうか。

マムシの模様

草むらでなく、舗装した部分で出会ってよかったよ。ほんと。



で、一応の目的地はこちら。
山のため池

地図にも載らない、航空写真にも写らない、こういう何の変哲もない小さな池が丘陵地には散在しています。

一応の目的地とはいえ、そこで何するわけでもなく、食用蛙のおたまじゃくしの写真などを撮るばかりです。
食用カエルのおたまじゃくし

辺りの風景はこれ。
まさしく、のどかとしかいいようのない、田園風景。
蓮華は咲いているし、モモの花も咲いています。(1週間ほど前のことです)
田園風景としか言いようがない


しかし、写真の中に示している部分。
山の木々や竹がごっそり伐採されています。

丘陵の向こう側に回って近付いて撮った写真がこれ。
竹林の伐採


なんで?
実は、これ、第二名神高速道路の用地なのです。
詳しくは知りません。その事前工事だとか。


道路を作るなとはいいません。
ああ、しかし、心の中には何かが納まりきれません。

マムシ殿、食用蛙殿。
まことに、あいすまぬ。
すこし邪魔をさせてはもらえぬか。

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ミステリーの読者数

先日、概ね予定通りに長編ミステリー「ミューキーツ」が完結いたしました。

完結記念に、全ミステリーの累計読者数(2012.04.18時点)をお知らせいたします。

「ニューキーツ」
ページビュー 9,876アクセス
ユニーク   2,654人

「ノブ、知ってたん?」
ページビュー 18,812アクセス
ユニーク   6,930人

「ノブ、それって空耳」
ページビュー 11,266アクセス
ユニーク   4,103人

「ノブ、ちゃんと考えてよ」
ページビュー 5,897アクセス
ユニーク   1,783人

「ノブ、ずるいやん」
ページビュー 29,735アクセス
ユニーク   11,355人

「水霊の巫女」
ページビュー 8,641アクセス
ユニーク   5,325人

合計
ページビュー 84,227アクセス
ユニーク   32,150人


という結果です。
ユニーク数に比べて、ページビューが少ないですね。
つまり、読み始めてくれたものの、2、3項しか読んでくれていない計算になります。
決してライトなノベルではないので、これくらいかな〜とも思いますが、少し残念です。

とはいえ、読者数が3万人を超えているので、それなりに満足でもあります。

ニューキーツが完結したことで、これから、どんどん増えていくことを期待です。
まだ、覗いたこともない、という方はぜひ見てやってください。

お勧め順は、
「ニューキーツ」→「ノブ、ずるいやん」→「ノブ、知ってたん?」
です。
「ノブ、ずるいやん」、「ノブ、知ってたん?」はやはり順当にアクセス数を伸ばしています。
きっと「ニューキーツ」が後を追うような展開になるでしょう。

ぜひ、よろしくお願いします。

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「万博記念公園”生物多様性の10年”行動計画」についての意見

2週間ほど前の朝日新聞に、「2022年 こんにちは 豊かな里山」万博公園計画 という記事がありました。
これについて、2点、意見します。

記事、曰く、
10年後には、万博公園(大阪府吹田市)をフクロウやサンショウウオなどがすむ自然豊かな里山にしようと日本万国博覧会記念機構が「新SATOYAMA宣言」を発表し、行動計画を策定した。
(中略)
万博公園を、本当の里山まで行かなくても自然を体験できる「里山の前線基地」として位置づけた。
湿地や雑草地を作り、フクロウやアカネズミ、サンショウウオなど、現在はいないいきものを放し、定着を試みる。
「たくさんの生き物が生息する本物に近い自然環境を整えながら、子どもたちの体験学習や高齢者の健康作りなど、人が安全に利用できる森に育てていきたい」
という。

里山。
最近、流行の言葉です。
公共投資という名の下に、本物の里山が目の前にある地域で、自然ふれあいセンターや自然公園などがたくさん作られてきた過去。
それらはできた初めの頃こそ、それなりに訪問者もあったでしょうが、今ほとんどは、雑草だけが生い茂る荒地と化したのではないでしょうか。
今、「里山」という新しい言葉を得て、各地でまたそんな「整備」事業が行われようとしているという気がしてなりません。

そもそも、「里山」はそこに住む人々の「生産」も含めた暮らしの場であり、人々の手によって培われてきた風景です。
そこに住む人々の暮らしも含めての風景です。
それが、美しいと言われだしたことによって、「○○整備事業」がその名を騙る構図ができてきました。

確かに、今回の万博公園の事業は「里山そのもの」を作るとは言っていません。「里山の前線基地」だといいます。
さすがに、住む人のない、生産の場ではなく生活の場でもないものを「里山」と謳う愚は冒してはいません。
しかし、せっかく育った「森」を壊してまで、作る必要のあるものでしょうか。

万博後、40年を経て大きく深く育った森。
それはそれで、ひとつの立派な「自然」ではないでしょうか。
たとえ、それが単一的な生態系であったとしても、暗く陰気な雰囲気を纏っていたとしても、「本物の自然環境」なのではないでしょうか。
なぜ、破壊する必要があるのでしょうか。
大阪の都市のど真ん中に、里山の前線基地を作るのなら意味があるし、大いに賛成します。たとえば、大阪駅の北ヤード跡地などに。
それこそ、子供達や高齢者だけでなく、すべての人々が親しむ「公園」あるいは「緑地」あるいは「自然」となるでしょう。
しかし、万博記念公園は、都心部ではありません。
近くに、北摂の山々があります。
箕面や茨木や高槻の山々を超えると、日本海に至るまで、様々な「自然」や「里山」が連綿と続いています。
「本物の自然」や「里山」を楽しみたければ、そこに行けばいいのではないでしょうか。北摂の山でなくても、六甲連山もあるし、生駒山系も金剛山系もあります。大阪平野は狭く、山に囲まれているのです。そしてその山のふもとには、あるいは山の向こうには里山が「普通に」存在しているのです。

今の万博公園は、先見の明によってできた、都市近郊の「森」です。
しかも、平坦地で、すでに遊歩道もあります。子供達だって、高齢者だって、その森の息吹を感じようと思えば、簡単に体験することができます。それを、なぜまた「整備」する必要があるのでしょうか。

うっそうとした森は美しくなく、開けた「里山的光景」は美しい、というのはあまりに人間の勝手ではないでしょうか。
「整備された公園」が美しく、「うっそうとした森」が美しくないというのは、整備する側の主張であって、いつのまにか市民に刷り込まれてしまった論理ではないでしょうか。
いや、既に「公園」なのだから、「森」ではだめだ、ということなのでしょうか。
「公園」だから、わざわざ金をかけて「整備」して当然なのだ、ということなのでしょうか。


そして、もう一点。
こういう事業の名目に、常に謳われる「子どもたちの体験学習」や「高齢者の健康づくり」というフレーズ。
子供達や高齢者を、いわゆる「弱者」扱いして、お手軽に、容易に、安全に、お楽しみください、というのでしょうが、もう飽き飽きしました。
言い方は申し訳ないですが、こんな使い古された金太郎飴のようなフレーズで、予算化の決裁がなされるということに、脱力します。

日本万国博覧会記念機構は独立行政法人です。
組織の目的は、「日本万国博覧会の跡地を一体として保有し、これを緑に包まれた文化公園として整備し、その適切な運営を行うとともに(以下、略)」なのですから、上記のような事業も目的に叶っているということなのかもしれません。
でも、私は、今回発表の事業の方向性を、今の社会情勢にあわせて見直して欲しい、もっと有意義な事業にその熱意を向けて欲しいと思っているわけです。

例えば、そのお金があるのなら、大阪都心で「本物に近い自然環境」を整えるために使って欲しい、と思うわけです。あくまで、一例です。
日本万国博覧会記念機構の最も重要な設置目的である「日本万国博覧会の成功を記念する」ために。
そうすれば、多くの人が、大阪万博とも言われたあの博覧会の熱気を思い起こし、「大阪の活力」を生み出す一助になるのではないでしょうか。


ちなみに、朝日新聞には記載されていませんが、この計画名は「万博記念公園”生物多様性の10年”行動計画」といいます。
これを読めば、すばらしい内容も含まれています。
それでも、私は、今なぜ、そうする必要があるのか、という疑問が消せないのです。


日本万国博覧会記念機構の「“生物多様性の10年”行動計画」の紹介ページはこちら。
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金星・月・木星 一直線の天体ショー




空中庭園のスタッフブログを読んでいて、ああ、そうだったのか、と思ったこと。

その夜、妻と夜の街を散歩していました。
そして夜空を見上げて、おおっ、珍しいぞ、宵の明星と月と、もうひとつ明るい星なので木星か、がきれいに並んでいる!
と、はしゃいでいたのです。
その前日は、薄べったい二等辺三角形でした。

と、それだけで終っていたのですが、空中庭園のスタッフブログを見てびっくり。

なんと、なかなか珍しい天文ショーだったようです。

で、早速、国立天文台のサイトへ。

トピックスとして記載してありました。

3月下旬は、木星と金星の近くを細い月が通り過ぎていく様子を観察することができます。明るい惑星と月の接近はとても美しく、見ごたえがありますので、ぜひ観察してみてください。月は25日に木星の少し下側に見え、26日には金星と木星の間に見えます。そして、27日に金星に近づき、その後、離れていきます。特に26日は金星、月、木星がほぼ等間隔で縦一列に並び、とても美しい光景になるでしょう。

とのこと。

なるほどねえ。
夜の散歩も捨てたものじゃないってことですね。


だいたい、星や宇宙には常に関心があります。

なぜかって、今、書いているミステリーがSFだから。
それに、毎日、夕飯を食べる時間帯のテレビ番組が、ナショナルジオグラフィックの「宇宙」シリーズだから。


ということで、
生駒三条ミステリーシリーズの「ニューキーツ」を、もうお読みくださったでしょうか。

長い長い話ですが、いよいよ、終章に近付いてきました。
本来は、3月中に完結予定だったのですが、4月に少しずれ込みそうです。
ご評価ならびにご感想をお待ちしています。

久しぶりの自信作ですし、絶対に面白いと思いますから、と自画自賛。


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